[北京 14日 ロイター] - 巨額の債務を抱えた中国不動産大手、中国恒大集団について、中国東北部・吉林省長春市当局が、2800万ドル相当の土地取得費が未払いだと指摘した。

問題の土地は、恒大が6月17日の入札で地元不動産会社を通じて6億0100万元(9300万ドル)で購入した。

長春市土地当局が、土地売却の確認の取材に対しロイターに出した10月11日付の声明によると、恒大側の地元不動産会社は、頭金1億2030万元を支払った。しかし購入から30日以内に購入額の50%を支払う必要があるが、20%しか払っていないという。

ロイターの計算では約1億8000万元(2800万ドル)が未払いとみられる。

残額の支払い期日はまだ来ていないという。

ロイターが公的文書を分析したところ、長春市の土地購入は、恒大が今年、北京や上海を含む22都市での入札を通じた土地取得の一つ。