子どもを「勉強嫌いにする親」と「勉強好きにする親」の決定的な違い
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>最も効果的なのは、親が「勉強を楽しんでいる」姿を見せることです。
最後はこれに尽きると思います。
我が国で学んでいる大人は半分以下で、その学びの時間も大多数が小学生以下です。そんな大人に「勉強しなさい」とか「将来のため」とか言われても全く説得力がありません。
>勉強でなくても、「頑張っている・懸命に生きているところ」を見せるのでもかまいません。
大人の本気は子どもに着火します。本気で向き合う姿は心を一番揺さぶります。ガミガミとつい言ってしまうことはありますが、そのあとガミガミと言ってごめんねと子供に言うと、ガミガミって何?と返されました。確かにガミガミっていう言葉自体、口やかましい表現ですが、不思議な言葉です。
子供に最初からポジティブワードで勉強を一緒に進められたらいいなとは思いますが、わかっていてもつい言ってしまいます。これも母親の(特段母親だけでもないですが)私自身の成長なのかなと、自分で言ってしまったらポジティブに変えることとして学び続けています。結果、親子で共に成長することなのかなと思います。ですが、やはり新たな学びを得ることは今になってもとても楽しいことですし、この勉強、学ぶことはどの世代になっても、おばあさんになっても続きますから、学ぶことをポジティブに捉えて一緒に進められるようにしていきたいですね。私はスポーツや音楽によく例えます。基礎練習はとても大事。でも、基礎練習だけでは超絶つまらない。だからミニゲームなどのお遊びを通じて楽しんでもらう。そして、そこで基礎技術の足りないところを明らかにして基礎練習に戻る。といった具合です。勉強だけが特別なわけない、と思っています。
そう考えると、特に小中高の勉強って何に役に立つのか実感のわかないまま「いいから」「とにかく将来役に立つから」といって上から抑え込んでしまいがちです。例えば算数・数学を教えるならそれを使った生活に根付いた演習もしてあげればよい。例えば指数・対数や確率は投資信託やリボ払いなどの金融リテラシーに関する講義と組み合わせればよいはずです。
さらに言えば、そういうのとプログラミングを組み合わせれば非常に可能性が広がるし、プログラミングはロボットとゲームだけが対象ではないと知ることもできます。
あと、他者との競争ではなく過去の自分との競争に持ち込めると苦手感や嫌悪感を生みにくく、楽しめると思います。だから、大人になってからの勉強や運動は楽しい。