[ロンドン 13日 ロイター] - 自動車レースF1メルセデスの技術責任者、ジェームズ・アリソン氏は13日、先週末のトルコ・グランプリ(GP)におけるルイス・ハミルトンのピット戦略に間違いはなかったという見解を述べた。

ハミルトンはエンジン交換ペナルティーによる11位スタートになった決勝レースで、雨用のインターミディエートタイヤでロングランをしていたが、3位まで順位を上げたところでピットイン。その結果、5位で終えることになった。

ハミルトンはレース中、チーム戦略に怒りをあらわにしていたが、アリソン氏は「タイヤ交換なくレースを終えることができ、問題なく周回することができただろう。しかし、問題はどれだけ速く走れたかということ。ルイスのタイムは1周ごとに悪化していたので、レース終盤にはかなり悲惨なものになっただろう」と述べた。

アリソン氏は、全58周のレースについて36周目か37周目のピットインが最適で、41周目なら4位を争うタイミングになったと述べたが、実際にハミルトンは50周目にピットイン。そして、その時点でしなければ7位か8位でレースを終えると予想されたと話した。