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学校というのは、当たり前に通える場所ではない
ということに、おそらく、当たり前に学校に通えていた私達教員は、なかなか気づけないように思います。

ただ、何が問題で通えないのかは本当に生徒一人ひとりによって異なり、毎日、多くの生徒と「何が問題なのか」「何に苦しんでいるのか」を話します。

精神の問題の場合もあれば、
進路の問題のことや
学業の問題のこともあり、
体調の場合もあり、
食事や睡眠が原因のこともありますし、
学校や家庭の人間関係の場合もあります。
自分でも何が問題なのか理解できていないことも多くあります。


目の前の問題を解決することも非常に大切ですが、
深いトラウマを負った生徒は、危機が去ったとしても、同じ警報がずっと頭の中で鳴り続け、常に緊張し、絶望し、更に傷ついていくこともあります。

本来なら、安心できる環境下での心理療法が必要ですが、心理士のカウンセリングを受けれる経済状況の生徒はほとんどいません。

また、適切に医療につながるためには、家庭の理解が不可欠で、ここに学校が介入するのはとても難しい面があります。

せめて、学校は安心できる場所でありたい、といつも思うのですが、学校は支援をする場というよりは、まず指導をする場でもあります。

生徒に寄り添い、手助けをするのではなく、
目指すべき理想に生徒を当てはめていく。
そんな側面が学校には間違いなくあります。

「困った生徒」ではなく「困っている生徒」
研修で何度も言われる言葉ですが、
とても大切で、つい忘れやすいことだと思います。

せめて自分の周りにいる生徒の、苦しい状況が少しでもマシになれば、と日々願いながら対応しています。
当たり前。

日本は子どもより年寄りを大事にしているからです