自民・河村建夫元官房長官が引退の意向 衆院選立候補を見送り
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詳細な条件などまだ伝わっていないが(長男を比例代表で処遇する案などが報じられている)、事実であれば、保守分裂が回避されて河村氏が林芳正氏に譲る形になる。
河村氏はこれまで一貫して地元の山口3区で出馬する構えで、久しぶりの辻立ちなどの活動もやっていたが、山口県議など県連の大勢が参院から鞍替えする林氏を支持するなど情勢的に不利と言われてきた。また、数年来3区内の自治体首長選などでも林氏側との勢力争いとなっていたが、数としては林氏側の首長の方が多い状況だった。
そこにきて「岸田総裁」が誕生し、二階氏が幹事長を降りた。林氏は岸田派で、河村氏は二階派だ。このことが最終的な調整の局面で河村氏に決断を促したのかもしれない。