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脱炭素に向けた投資が450兆円必要という記事にも驚きましたが、中国におけるカーボンクレジット制度の記事にも驚きました。随分と先進的な取り組みをしているのだなと。
この領域で日本は欧米と比較し30年遅れていると言われていますが、中国にも遅れをとってしまいましたね。今年の中国における自動車会社のカーボンクレジットランキングを見ても、日本勢は総じてマイナスクレジット。グローバルで戦い続けるためにはテコ入れが必要です。
中国に先行投入するだけでなく、「中国からの輸出も視野に展開予定」という部分にも注目したい。
あとは、EV専門のブランドというかシリーズのe:Nも投入。ただホンダは中国でのJV先が東風と広州汽車の二社で、モデルによってどちらかが変わる、と。新たなEV工場も両方で作り2024年稼働開始(2022年春販売ということで、最初は既存工場生産?)。
ホンダは、昔から現地生産を戦略の基本としているなかで、今から輸出に言及。おまけに中国はJVなので、輸出の利益も半分しか取り込めない。それでも中国生産というのが気になる。
https://www.honda.co.jp/news/2021/c211013b.html
なお、トヨタは中国とは現実論のHVで近づいている印象を持っている(下記の昨年10月のPickで色々リンク張ってコメントした)。
https://newspicks.com/news/5339776
またグローバルでbZというEV専用ブランドを立ち上げる。
https://newspicks.com/news/5779411
チェンさんが張っているNP編集部のホンダ三部新社長への独占インタビューは、個人的にはトヨタという言葉はないものの、ものすごくトヨタへの対抗意識が感じられるインタビューだったが、どうなっていくか?
ただでさえ車の新ブランドを立ち上げるのは大変なのに、全く新しいEVシリーズのブランド名や、コンセプトを戦略的に考えるのって恐ろしく大変ですよね。想像しただけで気が遠くなりそうです。
中国で新エネ車としてカウントされるためには、事実上中国国内の認定されたバッテーリーメーカーのバッテリーを使わなければならないので、車体も現地生産が最適解になり、そこからの輸出を考えるしかなくなる、というある種グローバル経営のセオリー通りではありますが、日本の産業雇用を考えると、悩ましいところです。
イノベーションのジレンマでガソリン車で成功したライン型の生産体制から脱却するのが難しく、全く新しい構造のものを作るのに苦心しているものと思われる。
ドイツのダイムラーやポルシェ、BMWではライン生産をやめ、動く土台に車体を乗せて半製品の状態の時から必要な経路を自走する仕組みを取り入れています。
最近できたテスラのベルリンの工場も同じです。
なので、私たち日本人がイメージする自動車工場とは全く異なる工場になっています。
ギガファクトリー4 Teslaのベルリン工場
https://youtu.be/aCFxlE7CdvA
設計は日本でも、製造は中国EVメーカーの方が良い。
海外先進国では、BEVが主流になっても、
日本国内は、ハイブリッドとPHVが主流でしょう。
日本には高速充電インフラ計画が無いですから。
ホンダがどれだけEVを販売できるか見ものですね。
中国で勝てなければ30年電動化は悲惨なものになります。
っても10年近く先の話は半分以下でいいでしょ。
コロコロ変わるのがホンダ流。
競争も激化している中国市場ですが、これからの各社のEV新車販売は中国起点になるかもしれません。