あなたの年収、教えてください
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このグラフのインパクトよ。どうしてこうなった。。。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211013/K10013305111_2110131459_2110131500_01_09.jpgアベノミクスをしっかり総括すべきですね。
アベノミクスを簡単に言えば、低金利政策により円安誘導を行ったこと。日銀の市場介入により株価を押し上げたことです。前者は輸出企業を中心に企業収益を大きく改善。後者は株を保有する企業や個人の資産を増大させました。
国民の観点で言えば、企業収益の改善に伴い雇用環境は改善しました。雇用者数の増加により「雇用者所得(雇用者全体の所得合計)」は増えましたが「労働分配率(会社が稼いだお金をどのぐらい社員に分配しているか)」は低下し、一人当たりの実質賃金は1997年をピークに下がっています。これがこの記事にあるグラフです。
そして、株価の上昇による恩恵を受けたのは国民の15%程度です。
アベノミクスは日本の競争力を高めたわけではありません。円安、株高で企業の利益や資産は増やしましたが、国民生活への恩恵は雇用の拡大に限定されたということです。ただし、「やらないよりずっとまし」だったと思います。
岸田さんがやるべきことはアベノミクスができなかった第3の矢に本気で取り組み、ゾンビ企業を倒産させてでも経済の構造改革を行うことです。本当の稼ぐ力をつけて分配することが大事です。アベノミクスの延長線上(特に第1、第2の矢)だけでは給料は上がりません。「今は価値観が多様化していて、必ずしも幸せの基準がお金だけでなくなっている。子育て世代ではお金、独身だと自由度というふうに、《お金・自由度・環境》が関わってくる」
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はあ?独身だって金は必要だわ。何言ってんの?