火論:「好奇心」への投資=大治朋子 | 毎日新聞
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『誰が科学を殺すのか』が引用されています!
<「選択と集中」の背後にも、少しでも「確からしいもの」に引かれる人間の心理があるのかもしれない。しかしそうだとすると、政府が集中的に資金を投下する研究は、どれほど「確か」なのか。
米科学誌サイエンスで16年に発表された論文によると、過去の実績を踏まえて研究費を配分しても、期待通りの成果が出るかどうかは分からないという。
この論文をもとに調麻佐志・東京工業大教授(科学技術社会論)は「当たりの宝くじを選んで買うことができないのと同じだ。『選択と集中』は、あらかじめ優れた成果を生む研究が分かるという前提の下になされているが、この論文によればその前提は成り立たない」と指摘している>