2021/10/13

【直撃】ついに1兆円超え。Notionが「日本語版」を投入

NewsPicks 編集部
その日は、いきなりやってきた。
メモ帳から社内wiki、データベースとしてまで使える人気ツールの米Notionが8日、新たに2億7500万ドル(約300億円)の資金調達を実施し、評価額は100億ドル(約1兆1000億円)に到達したと発表した。
同時に過去18カ月でユーザーが5倍に増え、しかもその8割が米国外にいることも公表した。
そんな絶好調のタイミングでNotionがぶち上げたのが「日本語版」のローンチだ。
NewsPicksは、本日からの日本語版投入に合わせ、Notionゼネラルマネジャー日本担当の西勝清氏へのインタビューを実施し、その日本市場の戦略から、熱狂的なコミュニティの存在、Notionが目指す世界像までのすべてを聞いた。
INDEX
  • ①日本語化の真意
  • ②「1兆円超え」の秘訣
  • ③「日本人の使い方」を重視
  • ④大企業の攻略法
  • ⑤「熱いコミュニティ」の理由

①日本語化の真意

──本日、日本語版をリリースする経緯を教えてください。
Notionの日本語化には大きく3つのポイントがあります。
まずは、①市場規模の大きさですね。
日本のエンタープライズ(大企業)では、ソフトウェアツールを使う巨大市場として、大きなポテンシャルがあります。
次に、②すでに存在する日本のユーザーをさらに支援したいということです。日本では特に熱いファンが多く、Notionを起点とするコミュニティができています。