【読書】本当のリーダーシップは「自分の中」にある
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リーダーショップとは、一見壮大なものに思い込みがちですが、実はシンプル。「一人ひとりがリーダー」であり、どの立場でもリーダーショップを発揮できるものです。大切なのは「Being, Doing, Having」という考え方で、まずは自分を知り、自分らしいリーダーショップとは?の答が出てきます。
Being (あり方)で、まず「自分を知ること」。どういうあり方、生き方、存在でいたいのか?と内省で問うことが大事。同時に周りに「自分がどう見えてるか?」を問うと、驚く発見と伸びしろが沢山出てきます。その答えが真のリーダーになれる要素が詰まっています。
Beingが見えてくると、Doing(やり方)やHaving(所有)は、自ずと導かれるもの。例えば、「上司としてリーダーシップ」は、常に答を持っていて強い存在であるべきと思い込みがち。そうすると、本来の自分らしさやあり方を封印しがちになり、一方部下としては上司に「もっと寄り添って、共感して欲しい。たまには本音でぶっちゃけて欲しい」と感じていたりします。
リーダーとはこうあるべきという勝手な思い込みを手放し、自分のあり方(being)を内省すると、例えば自分のbeingは「周りが楽しく助けられる存在でいたい」ということに気づき、寄り添ったり、たまには本音を吐き出すことも、周りを助けることに繫り、真のリーダーシップの行動の一つと気づき始めます。
駆け出しの頃や上司になりたての頃は、心の余裕もないものですが、being, doing, havingを内省し、「本来の自分を知る」ことが、仕事が楽になり楽しくなる一番の近道ですね。ほんとうにそう思います。実は人間の欲求も、社会が進むべき方向もシンプルでクリアだと思います。だからこそ、大きな未来の方向性は予測可能なのだと思います。問題は、それが実現できるかどうか。ここであるような一人ひとりリーダーシップを取れれば、実現可能性は飛躍的に高まるのだと思います。そうではなく、社会にながされたり、周りに流されたりすると、人間にとってストレスフルな状況が生まれたり、社会が本来進むべき方向とズレが出てきやすくなるように思います。
今週の10分読書は「リーダーシップ」についてです。
リーダーのためのマネジメント本は多くありますが、本書では会社や組織などに焦点を当てがちなリーダーシップを「自分」に戻して説明しています。
自分の譲れない想いを理解してこそ、他者や社会を導ける。リーダーという肩書きがなくても、全ての人が自分らしく生きるために必要な考え方を教えてくれます。