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「でも研究している本人がまず面白がらないことには、その面白さは伝わらない」のは私も心掛けているところです。本人がワクワク、面白そうに授業をしていなければ、受ける側もワクワクするわけはありません。
少しはずれますが、経営者や政治家も迎合的なことだけでなく、「苦しいことを乗り越えたらこんな楽しい世界が待っているから、一緒に頑張ろう」と言って欲しいなと思ってしまいました。
楽しみにしていた昆虫学者の宮竹貴久さんの「シゴテツ」がスタート! ファーブル以来の謎だった昆虫の「死んだふり」の研究で知られる方です。

今回は、「死んだふり」研究のきっかけと初期の実験について。非常に面白いですし、何より宮竹さん自身が「面白い」と思う自分の気持ちを大事に研究をされてきたことが伝わってきます。

<面白いことが役に立つとは限りません。でも研究している本人がまず面白がらないことには、その面白さは伝わらないでしょう>

確かに。「研究」を「取材」に置き換えれば、科学記事にも通じる言葉かと思います。
知床に行ったときに「クマに死にまねはしないほうがいい」
と教わりましたが、ゾウムシにとっては有効なんですね。
野菜の害虫の中でも死にまねするものとしないものがいます。
青虫は触ってもじっと固まるだけなので、捕殺しやすいですがヨトウムシやカブラハバチという芋虫はちょっと触ると丸まって葉から転がり落ちるので、捕殺し損ねることがあります。これは鳥対策としては有効でしょう。
一方で割と不思議な死にまねはコメツキムシです。
ひっくり返すと胸関節がコキッとなって跳ね上がります。ひっくり返っているのを元に戻す効果も確かにありますが、わざわざそんなことしなくても・・・
と思います。

私のような虫好きにとってはこの手の話はいくらしても飽きないエンタメなのですが
昨今の「生産性」「社会貢献性」みたいな観点からすると研究費もなかなかつかなそうではありますが、生命科学は意外なところで急に着目されたりするのでこういう奇特な方は社会の宝と思います。
仕事でのキッカケから楽しみになり、キャリアチェンジして仕事として研究をされるように。末尾にあるように「研究している本人がまず面白がらないことには、その面白さが伝わらない」というのは金言。研究に限らず、時間を投じるものは面白さが重要だし、その直感に身をゆだねることは人生を豊かにするために重要だと思っている。
好奇心が探究心に火を着け、第一人者まで自身を高めた実績は素晴らしいの一言。私は学者ではないのですが、打ち込む人間がワクワクという楽しさを味わいながら専門性を磨く姿勢は、見習いたい。個人的には、全てのビジネスパーソンに共通するプロトコルになると思う。コロナ禍で、自身と向き合う時間が増え、自身が"活きる"仕事のことを本気で考えることが当たり前になった現在、"就職"と言いながら、実は、"就社"していた実情が顕在化した。気づいていたけど、周囲からの見られ方や、他者との比較評価などが仕事との向き合い方を麻痺させていた。仕事は、他人から、どうこう言われるものではなく、自身にとって多くの時間を費やす貴重な経験機会を味わえるものであることを改めて認識したい。リゼスニュースキ教授の研究結果に基づくと、やり甲斐と仕事の成果には相関関係があることが明らかになっている。三人のレンガ職人のイソップ寓話を思い出す。同じ仕事でも、"目的"を持って取り組むことで自身にとって意味合いや結果が変わってくることを示唆している。一見、興味がない仕事でも、後々、自身にとって"活きる経験"になることは多い。自身なりの目的を見出すことを拘りたい。
この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。