低・中所得国、対中債務が3倍増=20年末時点、11年比で―世銀
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元レポートはこちらですね。サマリーに中国関連の数字が具体的に載っています。
https://openknowledge.worldbank.org/bitstream/handle/10986/36289/9781464818004.pdf
注目のコメント
ジブチ、ラオス、トンガなど隠れ債務を含む対中債務がGDP比で40%以上に達するところもかなりあるようです。中国の融資は金利が高く条件が厳しいと伝えられ、諸国が政府機関の新興国向け債務の返済猶予措置で合意したのちも、政府100%出資の中国国家開発銀行を民間機関として対象外と主張するなど何かと不透明。途上国が破綻すると連鎖的に信用不安が広がりかねないだけに、先進国の金利が上がって新興国向けの資金が逆回転しかねない環境下、ちょっぴり気になるニュースではありますね (・・;
一帯一路は昔ほど大盤振る舞いできない、中国国内での批判も大きくなっていると言われていたが、それでも19兆円規模で、2011年の水準から3倍に増えている。債務の大半はインフラ整備や鉱物資源採掘。サブサハラと呼ばれるアフリカ大陸の南部の国々の債務が全体の45%で、パキスタンやスリランカでも債務が膨らんでいる。中国の狙いばかり注目されるが「借り手」の途上国も、指導者が中国からカネを借りてハコモノを作りたい、国民の人気取りやりたいというインセンティブがあるので、構造的になかなかやめられない。