全世界で話題沸騰中の韓国「イカゲーム」で指摘されるパクリ度
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韓国には「パクリ」を罪悪視する文化がそもそもないのではないか？高級農産物の苗、タネを韓国に秘密に持ち帰り栽培して韓国の輸出品として外貨を稼ぐのも同じ。韓国ドラマ、韓国映画を見ていると「どこかで見たストーリー」ということがしばしばある。そのような日韓間の基本的構造を知らない韓国の日本批判で有名な大学教授が早とちり、早合点、勘違いを繰り返している。その話が面白かった。しかし、面白いものは面白いから、私は韓国映画を観るために今月も映画館に足を運ぶ。
日本には「カイジ」をはじめ、人生をかけたデスゲームにいつの間にか参加しているというコンテンツが山のようにある。最初はイカゲームも「日本によくあるコンテンツ」と思って見ていなかった。韓国在住ライターのMisaさんが高く評価していたので、見て驚いた。確かに発想は日本のコンテンツに似ているかもしれない。しかしまったく違うのだ。絶望の、格差の、怒りの、深さが全く違う。脚本も人物描写も演じる俳優の力量もすごい。監督は「資本主義への批判」を込めているという。日本のコンテンツも良いのに、実写化すると「あれ」と思うことが多い。これはコンテンツの制作者のメインの部分に「テレビ局」の正社員という安定した高給が約束された人が多いからではないかとふと思う。韓国の競争社会には安定はなく、韓ドラも甘い恋愛ものに見えて、「どうしても就職できない女性」「明日クビになるかもしれないサラリーマン」などが描かれる。絶望を知った国だからこそ、このようなコンテンツを作ることができるのではないか？
作品観ていないからどの程度酷似しているのか知らんけど今の時代完全に新しい発想で何か作るはほぼ無理。意図的にパクるのはさすがにアレ過ぎるけど世の中に作品と呼ばれるモノがどれだけ溢れているかもはや数えようがないレベルで溢れているし、よくよく考えてみるとどこまでがパクりでどこまでがそうじゃないのか難しいんだよな。特にこの手のパニックホラーって言ったっけ？無駄に流行って一時期バカみたいに粗製濫造されまくってあれら全部パクりじゃん！って言われても誰も否定できないよね。だって中身全部一緒だもん。あとは異世界転生モノやらなろう系とかさ。この辺りも全部同じだしたまにオリジナリティちょっと混ぜたようなのが抜きん出て売れたりするけど正直同じなんだよなぁとしか思わない。
で、何が言いたいかと言うと、SNSが発達している今の時代は以前にも増して売れたもん勝ち。パクりは大嫌いだし擁護なんてしたくないけど商業という世界では結局のところそれが全て。でもまぁそもそもパクられ元の作者がどう思ってどう考えているかでしかないけどね。外野は正直関係ないしな。
