2021/10/12

【独占】EV、アップルカー…。タブーなしですべてを語る

NewsPicks記者
「エンジンを売りにしてきた会社です。それを捨てることへの抵抗は、当然ある。だけど…」
社長の言葉には、本田技研工業(ホンダ)の決意がにじんでいた。
2021年4月、三部敏宏社長がホンダのトップに就任した。就任と同時に掲げたのが、カーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)の達成に向けた強気な目標だ。
2040年までに、販売する新車のすべてをEV(電気自動車)かFCV(燃料電池車)にするという内容で、国内メーカーでは初めて「エンジンを捨てる」ことを明言した。
しかし、これまでも日本メーカーは「変わる」と言いながら、大きな変革を遂げられなかった歴史がある。
トップが大きな声を発しても会社に浸透せず、巨大組織の変革には時間がかかっている。
その中で、ホンダは本当に変われるのか。NewsPicks編集部は三部社長を直撃した。
インタビューの中では、自動車業界への参入を虎視眈々と狙っているアップルとの提携の可能性についても前向きな言及があった。
将来的には、ホンダが「リンゴマーク」の車を製造する可能性もあるという。
独占インタビューをお届けする。
INDEX
  • 「成功体験」を、捨てる
  • ホンダ社内の「抵抗勢力」
  • EVが主流になる「確信」
  • 「技術屋」だから、分かること
  • イーロン・マスクの「頭の中」
  • アップルとの提携も「あり得る」
  • 「売り切りビジネス」の限界

「成功体験」を、捨てる

──2021年4月の社長就任と同時に、2040年にエンジン車の新車販売終了を宣言しました。
三部 前提として、2050年のカーボンニュートラルは、企業として存在している以上、絶対に達成しなければいけないもの。