「アメリカはAIで中国に負けている」米空軍幹部が抗議の辞任
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今日のPodcastは「米空軍幹部、抗議の辞任」。ソフトウェア開発責任者が、「アメリカはすでに、AI分野で中国に負けている」と明言し、組織の理解のなさに抗議して辞任したニュース。不勉強ながら全然知りませんでした。AIの勢力図は気づいたら一気に変わっていそうです。
サイバー攻撃に対して、アメリカの対抗能力が幼稚園レベルだという抗議の辞任という内容です。
AIドローンが戦争に使われ始めています。AIロボット兵器の開発はビジネスになっていますが、嫌な表現ですが、戦争経済で言う「費用対効果が高い」ものになっています。
AIロボット兵器の使用についての国際的なルールづくりも追いついていません。
核兵器の軍拡競争で、核兵器が抑止力になったと言う皮肉をどう考えるかということは別にして、使える兵器としてのAIロボット兵器が小規模な紛争から拡大しないとは誰も保証できません。
サイバー攻撃にもAIが使われて、国家の安全を脅かしているという懸念はますます大きくなるでしょう。
でも、だからと言って、戦争に利用される技術に積極的に協力すべきかは、全く違います。
日本学術会議の任命拒否問題も、政府に協力しないことや既得権益集団だと言う論調によって、さも正当であるかのような印象をもたらしましたが、中国にAIでアメリカが負けている、という扇情的ニュースとして報道することが対立を煽ることにつながってしまわないか、懸念されます。
AI軍拡競争が、最後はAIに核兵器の発射ボタンを押させると言う、手塚治虫の「火の鳥」の警告とならないことを人類は考えなければならないでしょう。AI兵器が代理戦争を行う時代を思わせるニュースですね。これじゃまるでアニメじゃないか。
米国の場合、予算を投じればまだどうにかなるだけの土壌(=人材,リソース,世論,憲法や法規制)はあると思うのですが、日本の場合は予算だけの問題ではなく土壌づくりから必要。
無人兵器が領空や領海を侵す日常はすぐそこ…いや、私が知らないだけですでに?と思うと…他人事では無いですよね。
私のような一般市民に出来ることは、まずは選挙に行くことです。
いつもより国防重視で選定するつもりです。