【縮図】仏名物「マスタード」を消滅させた、世界の混乱
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日本で消費されるワサビにしても、今は中国、カナダ、ロシア、タイ、インドネシアなどで生産して輸入してきたものが半分くらいです。少なくとも、チューブに入っているようなのは、輸入ワサビです。
国産ワサビの生産量は減り続け、輸入が増え続けています。日本国内でなければ生産できない農産物などというものは無く、中国やタイの山奥でも生産できるしコストもずっと安いです。
国際的な市場競争力に応じてサプライチェーンが世界中に広がっていくのがグローバル化です。
サプライチェーンが寸断されるリスクというのは一定あって、ワサビもこの2,3か月内で、ほぼ全ての業者が値上げしました。
そうはいっても、日本国内での生産が減少するリスクもまたあるので、結局サプライチェーンも世界中に広げておくのが安全保障になるのですが。
生産を国内に戻すのは至難の業で、そもそも後継者や新規の農業就業者がいなければどうにもなりません。食糧自給率が高めなイメージだったフランスだけに、衝撃は大きいんでしょうね。より地産地消はすすむとはいえ、異常気象に取り組むには、まあ、地道なことしかできないわけで、decarbonizationはより加速していくことを確信する事象ですよね。
たしかに、フランスに行くとステーキをよく食べます。
アメリカのよりちょっと薄めでなんかカジュアルな料理になっていて、添え物にはフレンチフライ、それにマスタード。仕事の終わりに、グラスの赤ワイン一杯でやるのは最高です。
日本でそれに近い位置付けのものは何かと問われたら、唐揚げ定食にグラス一杯のビール、と私は答えます。マスタードのないステーキは、塩を振っていない鶏の唐揚げに近いかもしれません。山椒抜きの鰻丼といってもいいですが、身近さの感じでは断然唐揚げです。いずれにせよこれは困ったことです。
そして、これかなりレベルの高い記者が書いた良記事です。