地球に向かう小惑星を核爆発で破壊。惑星防衛の切り札になる可能性を示した研究成果
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もし衝突まで数年の時間があれば、小惑星を破壊せずとも、ほんの少し (1 cm/sとか)だけ速度変更するだけで衝突を回避できます。その方が技術的に確実でしょう。NASAのミッションDARTが近々その実験をします。核爆弾による破壊は予測不可能性が高く、記事にある通り最後の手段です。人類がまずすべきは、早期発見です。
たとえ細かく砕いたとしても,速度ベクトル(軌道)を変えないと,地球に向かって飛んでくることには変わりない.小惑星の性質を調べて,可能な範囲で適切な位置に適切な大きさのインパクトを与えて速度ベクトルを変えないといけない.
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で地球への衝突軌道にある小惑星アクシズをアムロ・レイはνガンダムで押し返そう(減速させようと)とする.しかし,これはおろかな間違った対処法です.減速させるとますます地球の重力の影響が大きくなります.逆にアクシズを押して加速させないといけなかった.増速して遠心力が重力に勝るようにしないといけない.富野由悠季監督が知らなかったはずはなく,イメージ重視でこうなったと思いますが.ターゲット天体にこの数値シミュレーションで用いられた初期条件で衝突させるのが難しそう。
>引用
『ローレンス・リバモア国立研究所によると、シミュレーションでは小惑星の軌道が5種類想定されたものの、どの軌道でも地球衝突の2か月前に小惑星を破壊することができれば、地球へ衝突する破片の総質量を1000分の1に減らすことができたといいます。また、より大きなサイズの小惑星についてもシミュレーションを行った結果、地球衝突の6か月前に破壊することができれば衝突する破片の総質量を100分の1に減らすことができたとされています。』