中国 習主席 台湾統一に「一国二制度」適用目指す考え強調
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中国の習近平国家主席が「紀念辛亥革命110周年大会」での講話の全文を読みました。
内容自体は目新しいものはないもありません。従来通りの主張を繰り返しているだけです。今回の講話は国内向けのものでしょう。
海外での報道は台湾問題の部分のみを切り取って伝えていますが、全文4126文字中、台湾問題に触れた章は432文字に過ぎません。(中国語なので日本語に訳した場合の内容はもっと多いです。)
講話の大部分は中華民族が偉大で中国共産党の正当性を主張する内容、また昨今の「共同富裕」に関するものでした。
特筆すべきは「中華民族」との言葉を数えてみたら37回も繰り返されており、これだけでも如何に国民の民族主義に訴える内容であったか見て取れます。
そもそも辛亥革命は中国共産党が結党される前のものであり、孫文が目指した共和制と現在の姿は異なるものですが、中国共産党は「孫文が目指した革命の正当な継承者」と訴えるしかないのでしょう。
注目のコメント
香港の事例を見れば、台湾が一国二制度に不信感をいただくのは当然。
中国は、自ら、「一国二制度」適用の可能性をつぶしたことを知るべきだ。『バカの一つ覚え』
自分達は大国になったのだから、欧米が決めたルールも自分流に変更する。
そのためには金をばら撒いて相手を籠絡するし、輸入をストップして敵対的な国を叩くこともやる。
領土も過去の最大版図を目標にする、それは、明時代や清時代の最盛期をモデルとする。
といったことでしょう。
ところが、これまでの経済成長の根幹をなす不動産が崩れ出して来ましたね。
この国は国家資本主義と呼ばれますが、富の面では不動産資本主義ですよ。
それで、今起きている恒大やその他の民間不動産が行き詰まるのは、初期段階です。
これから10年近くかけて、土地神話の崩壊が広まり、経済成長低下し、地域格差と貧富の差が更に拡大するでしょう。
外交面でも孤立し始めています。
だから、いつまでも習政権が続くことはないでしょう。
その時は現在の戦狼外交への反動が、チャイナ国内で起きるでしょうね。