Ｍ＆Ａ仲介大手５社が設立した業界初の団体が担う役割

コメント

注目のコメント

• 濱田 仁

  日本PMIパートナーズ株式会社（ヘルスケアに特化したPEファンド） 代表取締役社長

  ・2021年10月10日

  国内M&Aが拡大するにつれて、仲介業者・M&Aアドバイザーの数も増え、利益相反行為をする仲介業者が増えていると聞きます。（記事にある大手5社の事では当然ありません。この5社は確りされています。）
  
  仲介業者は売り手買い手双方に中立的な立場であるべきですが、質の悪い仲介業者は、売り手に低い値段での売却を誘導し、買い手企業側から、下げた分を一部インセンティブとして追加で収入を貰う、などの行為をします。
  
  政府も規制を視野に入れており、当該規制に対応する業界団体だと思います。
  
  個人的には売り手買い手の双方から、仲介手数料を取るモデルは、スピード感をもって案件を成立し易いというメリットがありますが、一方で利益相反を生み易い構造です。
  
  売り手買い手のどちらか片方に立てば、利益相反は起こりません。（仲介業者にとっては収入が半分になってしまうので、受け入れ難いと思いますが）
  
  M&Aで、売り手買い手の夫々の弁護士事務所や公認会計士は違うのに、仲介業者は同じというのも、違和感を感じます。
  
  大型M&Aでは、売り手買い手に夫々別のM&Aアドバイザリーが付くケースが大半です。中小M&Aも、同様の方向になっていくのではないでしょうか・・