イーロン・マスクが特許をオープンソース化した理由がブっ飛んでてステキだった
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これを本気で言っていると思われる
イーロン・マスクは、この点については尊敬に値する。
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「インタビューワー「自社特許をオープンソース化って?」
イーロン・マスク「ホントだよ。誰かがやってきてテスラよりもいい電気自動車を作るとする。もしそれがいい車だったら、テスラよりもたくさん売れるだろうし、結果的にテスラは倒産するだろうね。それこそが世界にとっていいことだと考えてるんだ。ホントだよ。もちろんテスラはそうならないように努力するけどね。」文面通りに受け止めるわけにはいかない、と思います。
特許制度、その目的は、「発明を公開させる代わりに権利を保護し、重複した開発が行われる無駄を省くとともに積極的に発明を促し、技術進歩の加速につなげること」にあります。
しかしながら、実際にその効果を測定してみると、費用対効果の面で「特許制度より補助金の方がずっとコスパがいい」なんて話まで出てくる始末。
という意味で、彼の言い分にも一理あるんです。
しかしながら、制度が全くなくなった場合、「発明の価値がゆがめられる」側面が、かなり大きな弊害としてでてくるのは必然。テスラのような大きな会社は、どこかで発明が起これば、直ちにそれを使うことで大きな利益を享受できるでしょう。しかし、それを発明したのが「吹けば飛んでしまうような小さな会社」だったら?。
発明の主体の違いによって、その価値は変わらないにもかかわらず、その利益を享受できたりできなかったり。それは社会正義としてどうかと思いますし、
発明を行う意欲を大きく減殺させることにもつながるでしょう。
私も常々「人間が作ったへんてこりんな制度」ではあると思ってますが。やはり、今後も「必要悪」として残していくことは必要なんだろうと思います。
誰か、それこそ「画期的な」制度発明してくれるまで(笑)。