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世界のオペラ歌手業界でも、最初はYoutubeが目に止まって歌劇場にオーディションによばれた。と言った話も出てきています。まぁ男声が多いですけど…とはいえ、古くから「まずは録音聴いてみてよ」と言うことは行われてきました。

録音では声の色、音程の正確性、表現力の一部はわかります。しかし、リアルでその人の声がどれくらい響くか、結果として声量がどれくらいかは録音では全然わからない。音量は調整出来るし、捨てられている音や撮れない音も多く、それらがその人ならではの特別な響きを構成しているので。

カラスを生で聴いたら全然違う声なんだろうなと思うことはよくあります。録音で聴くと申し訳ないけれどちょっと変な声だもん。でもこの声は多分響きがすごいんだろうな…生で聴いたら物凄いだろうな…というように聞こえる声です。

ゲオルギューを生で聴いた時に、CDやDVDとのあまりの声の違い…素晴らしい響きで、彼女が歌い始めると劇場中に星が降っているようだった…に衝撃を受けたことは忘れられません。同じように色々な人からノーマンがどんなに特別だったかという話も伺います。コンサート会場全体がフワッと持ち上がるような圧倒的な響きと声量だったそう。聴いてみたかった…

とはいえそれら圧倒的に差が出るのは主には女声の話。男声と合唱コンクールのような方向性の合唱は、録音でもかなりのことがわかると思います。それに先生たちは録音でわからない部分もきっとリアルだとこうだろうと補って聴ける能力もあるでしょう。ただ、録音は加工されたらわからないことも出てくるのでどんな録音規定かが大事ですね!

もっとも逆のパターンも見たことがないわけではありません。オンラインレッスンで、全く響かないけれどマイク乗りだけは良くて音程が正確な人がとても褒められているのを見たことがあります。リアルで聴かれたらたくさん指導が受けられるだろうにな〜勿体ない…と思って見ていたものです。