2021/10/23

【亀山×守屋実】新規事業のプロ。その刺激的な働き方とは

DMM.com 取り仕切り役 会長
DMM.comの亀山会長がホストを務め、さまざまなゲストを迎える「亀っちの部屋」Season2。今回は、新規事業家の守屋実さんが登場する。
守屋さんは日本では数少ない「新規事業のプロ」。新卒で専門商社のミスミに入社後、一貫して新規事業開発に従事し、これまで携わった事業は50を超える。
今年5月には、一連の方法論をまとめた著書『起業は意志が10割』(講談社)を出版し、話題を呼んだ。
そんな守屋さんの方法論に対し、グループ内に数々の事業を持つ亀山さんは、何を思うのか。二人の経験が交差する対談となった。
*音声版は前後編で配信します。こちらからお聞きください【前編】【後編
INDEX
  • 「起業専門企業」とは何か
  • 才能を見つけて、参画する
  • フルコミットしない強みと弱み
  • 「起業は意志が10割」の真意
  • 半沢直樹になるな、半沢直樹を「雇え」

「起業専門企業」とは何か

──ゲストの守屋実さんは、新卒で専門商社のミスミに入社して以来、一貫して新規事業開発に従事されてきました。これまでに企業内起業17回、独立起業21回、週末起業14回と、合計52回もの新規事業立ち上げを経験しています。
守屋 約30年、それ一本でやってきたんで、新規事業しかできないんです。
亀山 入社からずっと、新規事業ばかりなの?
守屋 そうなんです。ミスミに入社したとき、創業者で社長だった田口弘さんにこう言われました。
「経理や法務にはプロがいる。それは、彼らがそればかりやっているからだ。