【ウスビ・サコ】大切なのは、学力よりも「幸せを追求する力」
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実は大学の先輩で、精華大学の学長をされていることも知っていましたが、このインタビューシリーズを拝読して、サコ先生の半生が初めて一つにつながりました。
特に、この回のお話はそうだと思うことばかりでした。「これからの教育で重要なのは、子供を中心にすること。そして、子供の力を信じることです。」この部分は、大学で学生さんと接する部分でも、母親として子供を育てる部分でも、私の核の部分でもあります。
他との関わりや原体験が失われつつある中、家庭と学校以外に、地域に居場所を持つことは、重要になっていくと思います。
多様性や多角的な学びの場は、どこか遠いところにあるものではなく、地域に内在している。まさに「地域で学ぶ場をタブーにしない」だと思います。
できなかったことができるようになることは、本来幸せなこと。
学習指導要領や偏差値だけが勉強だという思い込みが変化していけば、教育は変革の大きな糸口になると思います。
注目のコメント
これは企業でもそうですが、難しいのは「自主性」「子供のしたいようにさせる」ことと「放任」「無責任」がいつの間にか区別がつかなくなることではないかと思います。教育とは「教える」と「育つ」から成り立つわけで、前者だけではいけない(これはよくある)ことはもちろんですが、後者とのバランス、タイミングの難しさを常々感じています。
ちなみに「日本の大学生の多くは、社会経験が非常に少ない」というのは個人的にはよくわかりませんでした。確かに私が教えていたテキサス大学では子育てを終えたお母さんとか退役軍人さんとかいましたが、18-22歳が社会経験が少ないのは同じでした。最近の大学生はバイトはもちろんボランティアなどもやっていて、自分のころと比べるとはるかに社会経験が多い学生が増えていると感じるのですが…むしろいまだに「新卒一括採用」にこだわる企業サイドの要因のほうが大きいのでは?「2021年の大学再改革の中でインターンシップが必修化されていますが、それは良い傾向です。
日本の大学生の多くは、社会経験が非常に少ない。だから社会人になってから「使えない」と言われたり、再教育されたりしてしまいます。」
働くことと学ぶことを同時に行うという流れになると、何を仕事にしたいかを具体的に考えられるようになりますね。また、逆に何を学ぶ必要があるかも明確になります。取材・執筆を担当させていただきました。
コロナ禍で長い休校やオンライン授業などが続き、多くの親が疲弊しました。日頃から受験する家庭によっては学校を休んでも塾には行かせるという話も耳にします。
学校って何だろう?
家庭と学校の関係って?
家庭はどうあるべき?
改めてその問いを持ち続けたこの数年。今回の取材で、サコ先生に一番聞きたかった質問でもありました。
その問いへのサコ先生の答えに皆さんはどう思われたでしょうか。