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インタビューしていただいた記事が10月7日の朝日新聞全国版朝刊に載りました。1時間にわたるインタビューを簡潔かつ的確にまとめてくださいました!(新聞記者ってやっぱりすごい!と思った次第です。)

しかし…有料会員ではないと僕の部分は読めませんね。

こっそり一部だけ以下にコピペします。朝日新聞に怒られたら消します!

 宇宙開発で使われるのは最先端技術ばかりのように思われますが、実は「枯れた技術」も使われています。
 私はNASAで、火星ローバーという四輪探査車の開発に携わっています。使われている中央演算処理装置(CPU)は、1990年代にパソコン向けに開発されたものを改良したものです。ローバーは何千億円もかけて開発しますが、火星に打ち上げるチャンスも2年に1度だけ。大きなリスクはとれないから、信頼性が既に確立されている技術を採用するのです。
 もちろん技術革新そのものを否定すべきではありません。枯れた技術だけを使っていたら、人類はいまだに鋤と鍬で農業をやっていたでしょう。長い目では進歩することを前提とし、新技術導入のペースやどれくらいリスクをとるかを考えるべきです。
 例えば、NASAはミッションによってリスクの取り方を変えています。火星ローバーなどクラスAの超大型ミッションでは、リスクを最小化する。一方、ローバーに積む小型の火星ヘリコプターはクラスDでは積極的にリスクをとって新技術を試す。数千億円かけたローバーより、数十億円のヘリコプターのほうが、新しい高性能のコンピューターを積んでいるのです。
 技術は状況に応じて積極的にリスクをとるべきものと、リスクを最小限に抑えるべきものがあり、バランスが求められます。

・・・後半へ続く(キートン山田さんの声)
「枯れた技術」とは、「使えなくなった技術」のことではなく、「実績もあり成熟して十分に安定して使えるようになった技術」。

例えば、宇宙に持っていく半導体は最先端のものは宇宙線(船ではありません)に対して不安定な動作をするので、「枯れた」ものを持っていく事が多いです。すなわち、昔の技術を使い、宇宙線が当たっても十分に余裕があって誤動作しにくいものを使います。

機械学習分野も、「それは従来のXXという技術が適していますね」というと「え。。。深層学習じゃないんですか」とあからさまにがっかりされる人がいますが、それは誤った判断をしている場合があります。技術とは常に新しい技術が昔の技術の上位互換とは限りません。
製造業の「機械」は生産における土台である。
システムも同じだと考える必要がある。

物体として目に見えないので「老朽化」が感知しにくい。
たしかに経年劣化は無いのかもしれないが、間違いなく老朽化が存在する。
石炭でも電車は動くが、生産効率や世の流れに従って石油になり、そして電気に変わろうとしている。

20年前のシステムでも確かに動くが、生産効率や世の流れは刻一刻と変化する。そこに対して意識を向けるところからスタートなのでは無いかなと感じる。