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昨日の報道「モデルナ製ワクチンについて、北欧の内スウェーデンは30歳以下、デンマークは18歳未満の接種を見合わせ、ファイザー社製に統一する」に、フィンランドが加わりました。フィンランドは1991年生まれ以降見合わせで、概ね30歳以下と同じ基準の適用です。(残るノルウェーにいまのところ意思表示はありません)

過去の報道を総合すると、「北欧4か国」での使用成績を踏まえ、モデルナ製のワクチンに対して、(1) 若年層では発生頻度が高い心筋炎の副反応リスクと、(2) 若年層での感染によるリスクとの関係を分析したところ、北欧ではファイザー製ワクチンよりも劣ること。および北欧では、(3) ファイザー製ワクチンだけで若年層に対する接種目途が立っていること(入手見込み)を踏まえての判断です。基本的に薬務行政は各国が臨床成績に基づき独自判断しますので、北欧該当国の判断自体に違和感はありませんが、北欧ではファイザー社製のワクチンの方が若年層に対し比較的リスクが低いとの判断を踏まえているものと思われ、ワクチンの優劣の要因よりも、「ファイザー社製が潤沢に入手できることによる判断」の意味合いが強いと思われます。

北欧当該国以外に適応すべきか否かは、各国が、各国で実施した臨床試験の詳細成績(日本では200例程度のデータしかありません)と使用後に因果関係あり+不明(ワクチンとの関連がないともいえない)と判定された副反応+有害事象症例を分析して判断されます。

日本のデータでは、接種された人の属性がワクチンの種類ごとに異なる傾向が示され、ファイザー社製ワクチンでは20代男性の報告頻度が他の年代に比べて高く、モデルナ社製ワクチンでは10代及び20代男性の報告頻度が高い傾向がありますが、100万人当たり出現頻度10~20例強で、若年層の接種が進んでいない段階として相当な統計的誤差が含まれると思います。(因果関係不明のものをすべて含めて、最も高頻度のグループ(若年男性)で0.001~0.002%程度です)

また、副反応の心筋炎や心膜炎の症状として「ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定」されています。こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診することを勧めています。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0079.html