[ウィーン 7日 ロイター] - オーストリアのクルツ首相が贈収賄や背任の疑いで捜査対象となったことを受け、連立を組む緑の党は7日、クルツ氏が首相に留まることは難しいとの見方から、他の党と対応を協議すると明らかにした。

検察当局は6日、クルツ首相を含む10人と3組織を贈収賄や背任の疑いで捜査していると発表。首相官邸や財務省、与党・国民党の事務所、側近宅などを家宅捜索した。

野党主要3党は、クルツ首相の退陣を求めている。

緑の党は、次の措置の協議に他党を招請したと表明。緑の党党首のコグラー副首相は「通常の状態に戻ることはできない。首相の公務遂行能力が疑問視されている」と述べ、アレクサンダー・ファンデアベレン大統領と来週、会談する予定だと述べた。