「部活動の地域への移行」課題は? 有識者会議の初会合
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コロナで部活を停止していた期間に、多くの職員が気づいてしまいました。部活は学校に要らなくね?と。強いて言えばと、学習部(塾の代わり)を作ろう。その方が、学校の本分にかなうと冗談半分で提案しています。それでも、勤務時間外のサービス残業ですが。
教員は、地方公務員の給与プラス4%で使い放題プランと思われている節があるので、がんばっても当たり前と思われがちです。そろそろ、うんざりしてきたと言った声が、最近顕著です。部活動の地域移行、実は非常に根深い問題をはらんでいると思っていて、あまり考えがまとまらないですが、自分なりにリストアップすると…
・部活は運動部だけではない。(例えば、昔は美術の先生がいて美術部があるのは当たり前だったけれど、今は非常勤で部活顧問になれる人がいない、とか)
・多様な活動に参加できる機会は子供たちには必要
・チームスポーツなどの運動部、多くのパートがある吹奏楽などは生徒数減で、そもそも成り立たなくなっている学校がある。生徒数=クラス数減=教員数減なので、そもそも生徒も指導者も担い手がいない。
・地域移行といって担い手はいるか?少子化=保護者数減であるし、高齢化=地域活動の担い手減であること。自治会やお祭りも担い手不足の地域が増える中で部活動までできるキャパシティは本当にあるのか?
・大会や公式戦によっては学校の部に所属でないとエントリーできないものがある。チームスポーツだけでなく個人競技も。中体連や高体連、各種競技団体との連携・調整は誰がやるのか?
・内申への反映は変わるか?
・指導者を外部委託した場合の費用は?その指導者の責任範囲は?(特に安全面、トラブル対応)
もっとあるかもしれません…
学校は勉強するところ、学力で評価すればいいという意見があるのは当然ですが、体験機会が減り、机上の勉強だけするのが学校となると、体験機会=格差となりかねない。これまである程度その部分を部活動が担ってきたのではないかと思います。
根本的に少子化・高齢化・人口減社会が元にあって、今までの仕組みが回らないようになっていることの現れではないか、とか。
例えば、
外部委託したら指導員とはちゃんと契約を結んで、委託費を払う。指導中の安全や指導方法には指導員が責任を持つ。(教員で部活指導を続けたい人は別契約でやればいい。)
契約や委託費の支払い、活動場所の調整は自治体で集中管理できるようにする。(複数校から部員が参加できる)
基本的な考え方として、
・体験機会という意味で、多様な経験ができるチャンスを次世代から奪わない。
・それが先生の過重労働のうえに成り立つ仕組みを根本的に見直す。
・学校の持つインフラ機能を活用する。
ただ止めるのでなく、時代にあったようになんとか変えられればいいのですが。そのためには一番のネックは予算、そして周りの大人のマインドの変革かな…と。部活は要らないでしょう。
指導者の質にばらつきがあり、それが内申点に影響するのはフェアではありません。
昨今の言葉で言えば、“指導者ガチャ”。
全国であまねく一定のクオリティーが提供できなのなら尚更不公平です。