ノーベル化学賞に米独2氏 「不斉有機触媒の開発」
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ノーベル賞は毎年大注目のニュースだが、日本人が受賞すると一面・トップクラスに大々的に報じるが、そうじゃないと一面扱いにもならないような感じになる。NHKも昨日は大々的に報道していたけど、今日は何番目かに見出しを読むだけみたいに、サラッと報道しただけ。日本人にとって、日本人が受賞するかどうかにおいてだけ重要であって、そうでなければどうでもいい賞ということなのだろうか?
ノーベル賞に限らず、”日本の”とか”アメリカの”とかではなく、”地球の”報道機関としての取材や報道をするようなメディアに出てきてほしい。”日本の”とか”アメリカの”とかいう報道機関は、地域・地方新聞のようなもの。そうではなく、本当の全国紙、いや”世界紙”といえるような報道機関が出てくることを期待している。
注目のコメント
化学反応を制御する触媒には従来金属と酵素のみだとされていたが、不斉有機触媒という有機分子をベースにした第三の新しい触媒を開発したことが直接的な受賞理由とのこと(※)。化学反応の制御は医薬品研究をはじめ様々な分野での研究開発・製品開発の肝になるため、地球環境に優しい有機分子ベースの触媒の開発は人類の未来に大きく貢献するという判断なのでしょうね。
【※ノーベル財団のプレスリリース】
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2021/press-release/ノーベル化学賞は不斉有機分子触媒
不斉触媒であれば2001年の野依良治先生は
キラル触媒による不斉反応の研究で受賞されています。
野依先生は不斉配位子であるBINAPを開発し、金属錯体触媒として用いています。
本年は簡単に言うとそれの有機分子触媒(第三の触媒)ですね。
京大の丸岡啓二先生もこの分野で顕著な業績を挙げておられますが受賞とはなりませんでした。
触媒は現職と関わり合い強く興奮しました。
以下、不斉分子触媒の解説
https://www.chem-station.com/blog/2005/02/proline.html