中銀の気候変動対策には限界、ノーベル賞受賞経済学者が指摘
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注目のコメント
気候変動に関するストレステストについては、意図や位置付けが適切に共有されていない印象があります。
先日の議会証言でパウエル議長が説明したように、気候変動に関するストレステストの現在の目的は、大規模金融機関とともに試行的に実施することで、中央銀行が気候変動に伴う金融経済への影響についての知見を蓄積することの方にあるという考え方が、コンセンサスかどうかは措くとしても、主要国の中央銀行の間でも有力であるように思います。
そうであれば、まさに記事が指摘した通りのことを行なっていることになります。
現在のストレステストのように、金融機関のresiliencyを検証して、結果に即して監督対応をとることとは、少なくとも現時点では大きく異なっているだけに、ストレステストという同じ用語を使うことに問題があるように思います。