内閣支持率、低い数字も受け止め選挙に取り組む=岸田首相
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調査結果から言えることとしては(支持率の初速だけ良かった)菅内閣との違いは、一言で言うと期待感の有無だ。
岸田首相は「聞き方によって数字が違う」ので低い数字は気にしなくても良いような言い振りだったが、各社調査でバラバラな聞き方をしていてもなお共通していたのが中間的な回答が多かったことだ。つまり、支持でも不支持でもない層が今非常に多い。嫌われてもいないが、期待されてもいないわけだ。そして、こうした中間的な層から何か政治的得点で支持を獲得するのは至難の業だ。
今は不支持率も低いので今後のやりようによってまだ挽回がきくタイミングだが、早くもマーケットとの対話には失敗しつつあるように見える。過去、マーケットとの対話に失敗して長続きした政権はない。