ビデオ会議中のよそ見が可能に? 顔が常に前を向いているように見せる技術、NVDIAが開発
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私のようにラップトップの内蔵カメラではない外部カメラを使っていたり、多くの人がそうだと思いますが、外部モニターを使っているケースなどはどうしても目線の問題が出てきてしまいます。おそらくそのうちウェブカメラに内蔵されるんでしょうね。楽しみ。
実は似たような発想は深層学習が登場するよりも前、というか30年以上も前にmodel-based codingという名前で提案されています。
Model-based analysis synthesis image coding (MBASIC) system for a person's face
K Aizawa, H Harashima, T Saito
Signal Processing: Image Communication 1 (2), 139-152, 1989
また、顔の方向補正や視線一致の問題は長年の課題でありました。ハーフミラーを使って物理的に視線を一致させるものや、手前味噌ではありますが、RGBDカメラを使って顔の3次元モデルを作って正面顔を合成するものなどがあります(結構驚かれることが多いですが私は昔は3Dの研究をしていたんです)。
8.テレビ会議に関わる人間要因(ヒューマン・ファクタ)【映像1】
https://www.vtv.co.jp/intro/tech/beginner2/mr-okubo08.html
RGB-Dカメラを使用した顔モデルのリアルタイム生成・合成による顔向き補正
山崎 俊彦, 中村 新芽, 相澤 清晴
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej/69/8/69_J231/_article/-char/ja/
ただ、このNVIDIAの手法は頷きたいときや、顔を横に振りたい時にまで方向を補正してくれてしまう気がします。あと、頬杖をついていたりすると現時点では破綻しそうですね。