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ホッチキス、タイムレコーダ等のオフィス機器、釘打機、鉄筋結束機等のインダストリアル機器、車いす等のHCR機器を製造販売。車いすは子会社のカワムラサイクルが手掛ける。ホッチキス、釘打機、浴室暖房・換気・乾燥機等で国内トップシェア。欧米では釘打機、中国・東南アジアでは文具・事務機器を中心に海外展開を図る。
時価総額
1,583 億円
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欧州やタイなどではデモが盛んに起きているニュースなどを見ても、日本は「いい国」なんだなあとは思いますが、すでにゆでガエル状態になっているのかもしれません。
このような運動が起きたのは、大学生くらいの世代に、自分たちには政治的主張がある、それを実現するためには議員になるのが一番で、議員になるのが一番容易なのは自由民主党だからだ、という主張に説得力があったからです。自由民主党は、総選挙で全国の票の5~10%くらいを取る政党で、議席を持つ党としては、最も小さい方です。そこに20代が何万人も加入すれば、自由民主党の主導権を取れる、という主張でした。
今では、自由民主党は2001年以降に加入した党員が主導しています。政治を変えたいなら、デモに行こう、でも、選挙に行こう、でもなく、政党に加入しよう、というのが最も効果的でした。
自由民主党の主な政策は、自由主義、小さな政府で、ひたすら減税を打ち出して自営業者やホワイトカラーの票を得る、というのが伝統的でした。若い世代が大量加入したことで、若い世代のための積極的な財政を主張する党になりました。教育の無償化、移民がドイツ国籍を取得しやすくするようにする、等です。今のドイツでは、若い世代というのは移民の割合が大きくなっています。
自由民主党の議席は増え、今回の総選挙では、全国の票の11.5%を取り、議席は92になりました。
そう語ったのは、「別子銅山中興の祖」といわれる、第二代住友総理事の伊庭貞剛さんである。「事業」を「国政」に変えても、そのまま通用するのではないか。まさに今の日本の政治の世界は「老人の跋扈」ばかりが目に付く。
一般の世界では、60歳定年。再雇用で65歳まで。最近でこそ、年金資金がとても怪しくなってきて、70歳定年なんて話も出てきているが、セージの世界は、どうやらそうではないらしい。今度の岸田内閣も「若手の登用」とか言ってるが、その平均年齢は61.8歳であるらしい。
これが企業なら、とんでもない老齢化組織だ。もちろん「歳をとっていること」が悪いわけではない。その経験を活用することも大いに重要だ。でも、シャープに敏感に、的確にタフに仕事ができる「働き盛り」は、やはり40代、50代である。
そして、バランス。20代、30代、そして女性も含め、多様な人材が活躍できる組織が望ましい。それはセージの世界も同じだろう。セージが「政治」とまともに捉えられるような、敬意を払える存在になって欲しいものだ。
老人はバッコせず、若い世代よ、失敗してもいいからドンドン出てこい。
小さいコミュニティでの自分たちの保身のためでなく、世界の中の日本として国民のための政治が行われるようになれば、本当に政治で次世代のために何かを変えることができるかもしれないと、若者も希望を持つようになると思います。
供託金 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9B%E8%A8%97%E9%87%91
こういったことをはじめ、選挙制度を変えない限り、ずっと今の政治が温存されるように想像します。
企業だけでなく、国を形作る政治でもまた。
さて、日本の若者は彼らのように立ち上がれるだろうか?