ホンダ、新車をオンライン販売 国内大手で初、契約まで完結
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かれこれ20年くらい前にもオートバイテルジャパンという、自動車のネット販売サービスが生まれましたが、消滅しましたね。やはり何でもかんでもECが良いわけではなく、それなりのメリットが無ければ。
少なくともメーカー直販にすることで、価格はどこよりも安くなる、さまざまなアップデートが即座に行われる、運行履歴をもとにした混雑迂回システムやセキュリティサービスの提供などなど。
一方で、ディーラーの価値見直しも必須。介在価値をいかに発揮するかは、業界問わずの課題です。
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「クルマはなぜECで買えないんだ」という方もいますが、クルマのオンライン販売なんて買う側にとってはあまりメリットはありません。数年に一回の買い物なのでたいした時間の節約にはなりませんし、(数百万円の買い物なので)現物見ないで買う人はあまりいないので、1回はショールームには行きますから。
一方、メーカーにとってはメリットがあります。ディーラーへのコミッションは、①販売時の手数料、②販売後のCRM(修理や車検などで部品の発注がある)の2点から支払っているわけですが、少なくとも①についてはゼロにするか少なくとも減額する理由になります。記事の本分が無さすぎ笑。以下、ホンダのリリースとOn.HONDAのURL。
●国内自動車メーカー初 新車オンラインストア「Honda ON」オープン
https://www.honda.co.jp/news/2021/4211004.html
https://on.honda.co.jp/
基本的にKINTOと同様なオールインクルーシブのサブスクリプションを中心にオンライン販売を進め、いつでもやめられる、乗り換えられる。
自動運転、EV化の時代を迎え、今後10年でサブスクが劇的に増大することが予測されている。アフターと中古車のバリューチェーンを取り込むことで、新車マージン悪化を吸収したいのである。
ただ、トヨタの混流生産と違うホンダは「ロット生産」が信条。需要予測を読み間違たときに在庫を抱え、押し込んでくれるディーラーの役割は大きかった。Freedを買いに行ったつもりだったのに、なぜかStepWGNを買わされてしまうような、巧みなディーラーセールスはWEBには存在しない。生産とのミスマッチをどう管理していくか。数百万円の車を購入するとなると、失敗したくないので、現物をみたり、試運転するのは必然です。
そうなると、ショールーム機能を失うわけにはいきません。
それなのに、顧客の利便性を考慮して決済機能をオンラインに切り出すと、残り続けるショールームの費用負担を誰がするのかが曖昧になります。
しかし、メーカー資本販社の地域であれば、摩擦は少ないはずです。だから、オンライン販売が提供できるエリアは限定されてしまうのでしょうね。