2021/10/5

【真相】オーケー社長「関西スーパー争奪戦」の裏側を語る

NewsPicks 編集委員
決戦の日まであと1カ月。争いがヒートアップしてきた。
関西スーパーマーケットをめぐって、首都圏が地盤のオーケーストアと、阪急百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が争奪戦を繰り広げている。
事態が表面化したのは8月末、関西スーパーがオーケーから寄せられていた買収提案を拒否し、H2Oとの経営統合を目指すことを公表した。
ところが、これにオーケーが異議を唱え、事態は複雑さを増している。
決着は10月29日に開催される臨時株主総会だが、それまでにもう一悶着ありそうだ。
本日は、関西スーパーの決断に待ったをかけるオーケーの見解をお届けする。事態の経緯を振り返りつつ、二宮涼太郎社長の主張に耳を傾けよう。
INDEX
  • 発端:きっかけは5年前
  • 経緯:買収提案の裏側
  • 論点①:理論株価の根拠
  • 論点②:買収後のシナジー
  • 今後:決戦は「10月29日」

発端:きっかけは5年前