都市全体が発電所に!? 超薄型・超軽量の太陽電池
コメント
注目のコメント
太陽光発電の建設コストは近年低下してきましたが日本の様に土地がないと非効率です。(土砂崩れでパネルが落下するなどの事故も起きやすいです)
したがってこの様な場所を選ばない太陽電池は今後もニーズが出てくると思います。一方で、再生可能エネルギーの宿命なのですがコスト面や規模の確保が課題となってくるでしょう。
最近では貯水池やダムに太陽光パネルを浮かべる水上太陽光発電も増えてきています。(これも日本発です)
先週カンファレンスを主催しました↓
https://www.linkedin.com/posts/wb-miga_floatingsolar-icymi-esmap-activity-6849793766727974912--wVKコメントでも話題となっている通り、ペロブスカイト太陽電池に発電効率を高めるために使われていた鉛を使わずに済み、かつ調達やコスト的に現実的な材料を発掘すべく、研究が盛んにおこなわれています。
これまで使用済鉛バッテリーの途上国の処理現場を色々と見てきたため、鉛含有電池と鉛フリー電池を比較して鉛含有のほうがコストが安い場合などには、結局(特に途上国などでは)こちらのほうを使われ、これが廃棄される時には不法投棄や不適正な処理が行われることを懸念しています。
また、途上国向けに簡易に手が加えられたリユース品が大量に先進国から流れ込み、これが不適正に取り扱われて環境汚染を引き起こす可能性も考えられます。
これは鉛入りに限らないことですが、安易に廃棄されない仕組みづくり(例えばサブスク形式として事業者が責任をもって処理するなど)も含め、展開する地域にあわせて、使用済のものを適切に回収しリユース・リサイクルする仕組みが確立するよう、技術開発やマーケティングと同時にイメージをしておくことが重要です。エネルギー自給率が僅か9.6%である日本において、自然エネルギーは色々な意味で集中投資する価値があると思います。こう言った発明が日本初であるのは素晴らしいですが、それを世界レベルでビジネスできるように国策として覚悟を決めてサポートできる体制がよりできることを願っています。