私たちは自然をタダで使い、地球を傷めている 世界が注目「ダスグプタ・レビュー」
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政治的にも経済的にも「脱炭素」に注目が行き過ぎてしまっている事への反省として受け止めたいと思いました。大規模な太陽光発電や風力発電によって影響を受けるエコシステムや供給の不安定性から来る価格の変動など、再エネの負の部分ももっと考えていく必要があると思います。ただ、人間が自然をタダで使い地球を傷めているというのは昔から言われていて、だから適正価格をつけましょう、ということでカーボンプライシングが始まったはず。また、同じように適正価格が付いていないエコシステムなどにも価格をつけよう、というのが環境経済学のnonmarket valuation です。しかし、人間も含めた地球というエコシステムは複雑すぎて私たちはその内部で起こる事象の因果関係を把握しきれておらず、局所的な政策を打っては「こちらを立てるとあちらが立たない」状態に陥っています。このダスグプタ・レビューがこの状況を変える術を示してくれているのか、読んでみたいと思います。
私たちの経済活動は、自然や地球から財を提供されて成り立っている。しかしその費用を私たちは計算に入れていない。
自然の恵みをタダで使いながらの経済成長には限界がある、と指摘した「ダスグプタ・レビュー」、2月に英財務省が公表、G7財務相・中央銀行総裁会議でも取り上げられました。私たちに新しい視点を提供してくれる報告書、抄訳がWWFジャパンのウェブサイトに掲載されています。