野菜収穫に時給4500円=軍が燃料運搬、人手不足深刻―英
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繰り返し申し上げますが、 COVID-19と米中覇権争いによる市場の分断、経済格差の深刻化によるナショナリズムの台頭、金利上昇によるリスクオフ化の複合的要因により、グローバル経済が行き詰まり、ヒトモノカネの移動コストが増高しています。しかし「安い労働力の輸入」により国内労働者の所得は頭打ちとなり、購買力が落ちてデフレとなる悪循環を断ち切る意味では必ずしも悪い話ではありません。日本においても、日本語学校留学生や技能実習制度など隠れた現業労働力輸入により、労働者所得は安く留め置かれた訳であり、ヒトモノカネの内製化はデフレ脱却という面では良い話です。
注目のコメント
我々が学ぶべきは、変革はあくまで漸進的に行うべきだということではないでしょうか。
さてある均衡から次の均衡に至るまでには、当然として調整過程で様々なコストが生じます。それを緩和させることは、移行をスムーズにします。
今から30年前、ロシア・東欧諸国が一斉に体制転換を余儀なくされました。民主化と市場経済化の両輪で行われた体制転換でしたが、当初はその戦略戦術として「急進主義」と「漸進主義」の対立が生じました。
既にこの論争は決着を見ており、結局は「漸進主義」的である方が社会に与える打撃が少なかった(急進主義的アプローチだと、思うような成果が出なかったとも言えますが)という結論に、一応達したきらいがあります。
そうしたロシア・東欧諸国の体制転換を(ビジネス的な思惑もあり)サポートしてきた西欧諸国が、今こうして自ら「急進的」な変革で自縄自縛に陥ってるような様に、ある意味での皮肉を感じます。英国のEU離脱対応の拙さとEUの環境対応の拙さは、私は同じ線の上にあるように感じます。英国もやはりヨーロッパだということなんだとは思いますが。
一世代が経てば、経験則は忘れられるということなのでしょうか。我々も嘲笑するのではなく、こういう他国の経験から、変革に当たり何が必要なのかを学ぶべきなんだと思います。日本は変わらなすぎますが、とはいえ、過激な路線を歩めばいいわけではないということではないでしょうか。イギリス政府の公式見解では、今般の一連の事態が、あくまでも新型コロナ禍に起因するものだという建前となっている。つまり、ブレグジットの弊害を認めていないのだ。トラック運転士の不足に関しても、グラント・シャップス運輸長官は、賃金が低すぎたことが原因であると主張し、ブレグジットの影響を認めることを拒否している。