赤羽国交相の続投浮上 二之湯氏初入閣で調整
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自公連立内閣になってからは国土交通大臣のポジションはほぼ公明党で占められていますが、これは建設省+運輸省での省庁再編となった当時に自民党の道路族・建設族などの族議員とそれに癒着した業界の実態が明るみとなり、そうしたイメージの払拭と、公明党の組織力を生かした選挙での集票につなげたい両党の思惑が一致して続いているものです。
業界の中にいる私がいうのも何ですが、公明党所属の大臣による国土交通行政が行われている中では、悪く言えば大きな変革を起こせず、昭和っぽい仕組みが温存されている部分もありますが、一方で旧国鉄時代のような、インフラを作ることが目的化しているようなケースはさすがに見られなくなりました。赤羽大臣について言えば、激しくなる気象災害に対して気象庁の人員や予算を積極的に増やしていることなど、やって当然のことがよくわからない論理で行き詰まらずにきちんと実行されるようになったと感じています。気象庁が技術的に難しいと渋る、線状降水帯の予測についても10年後までに何とかしろという、きちんとした指示が降りてきているように感じます。これはコロナの影響に苦しむ航空業界についても同様で、業界のいいなりではなくきちんとした指示も出てきている状況です(アルコールの件は当然ながら相当厳しく言われています)。
確かに公明党の支持基盤は特殊ですが、だからといってそこまで毛嫌いするものではないかと思います。老壮青のバランスという言い方をする場合、通常は1/3ずつというイメージを持つが、本来は青からも入れるという意味であり、それだけ高齢のメンバーに固まるのは予想できること。問題はそれで仕事してくれるのかということと、風通しが良いのかということ。