三菱電機、柵山会長が辞任へ 不正検査で引責
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三菱電機の柵山正樹会長が引責辞任するとのこと。日経新聞の特報です。本日会見が予定されていますが、鉄道車両用の空調装置などでの長年にわたる検査不正が続いていたことを受けた形に。
・三菱電機、配電盤も検査不正 96年から、490社に納入(共同通信)
https://newspicks.com/news/6107156/
・三菱電機で不正検査 鉄道向け空調機器、35年以上(毎日新聞 2021年6月29日)
https://newspicks.com/news/5975403/
・三菱電機社長、社員に呼びかけ 「不都合な事実出して」(朝日新聞デジタル 2021年7月14日)
https://newspicks.com/news/6013506/これに限らず、引責辞任って誰が求めてるんでしょう？
・被害があれば賠償を
・再検査と再発防止を
・場合によっては今後の取引条件を有利に変更
これらをスピーディに進めることが求められているのであって、責任取って辞めろ！とは言わないんじゃないかな。辞任のゴタゴタで対応遅くなりそうだし。この品質不正は遥か昔から続いていたし、コンプライアンスが強く謳われるようになったのは2014年よりも前からでしたし、柵山会長も叩き上げでずっとそんな三菱電機の組織文化を叩き込まれてきたわけですし、柵山会長以前の社長や会長にも大いに責任があるよね、と言いたくはなるでしょうし、その気持ちもわかります。
ただ、そういう言い訳をしていると「前任者から引き継いでやり続けてきただけだから(悪いことだとは思ってなかった)」という品質不正お決まりの常套句を、トップ自らが体現してしまうことになるので、そこは自ら襟を正して責任をとっていくしかないでしょう。「前任者から引き継いだだけだから」というのを理由にしちゃいけないんだよ、と。
