[ロンドン 30日 ロイター] - 9月の石油輸出国機構(OPEC)の産油量は日量2731万バレル(bpd)で、8月の改定値から42万バレル増加し2020年4月以来の高水準に達したことが、ロイターの調査で分かった。ナイジェリアの生産量回復や主要生産国による一段の供給抑制緩和が背景。

生産量は2020年6月以降、今年2月を除いて毎月増加している。

OPECの減産順守率は114%。前月は115%だった。

最も生産量が増加したのはナイジェリアだった。調査では日量17万バレル増となっているが、一部関係者によると増加幅はさらに拡大しているという。

次いで生産量を増加させたのは輸出量首位のサウジアラビア。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が合意した協調減産縮小の一環として供給量をさらに増やす格好となった。