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これは、もともと国際決済銀行(BIS)が中心となって設置した、中央銀行間の情報交換のフォーラムに参加していた7中銀がまとめたもので、参加は国際決済銀行、米、ユーロエリア(ECB)、日、英、加、スイス、スウェーデンとなっています。
(かつて「G10中央銀行」と呼ばれていた、BISの昔からの参加国が中心です。なお、G10メンバーの独、仏、伊、蘭、ベルギーなどは、ECBがまとめる形になっている訳です。)

これらの国々はまだ、どこもCBDCの発行自体未定であり、あくまで検討中ということですので、このレポートの内容自体は概括的・総花的なものとなっています(例:「官民双方のプレーヤーを活用すべき」等)。
ただ、3つのサブレポートを同時に出していて、こちらには興味深い内容があります。CBDCの大きな論点の一つとして、「危機時の流動性逼迫を加速させる」というものがあります(CBDCがあると、預金者は預金をいっせいにCBDCにシフトさせるかもしれないため。)この分析に関し、日本の1990年代末の金融危機時に、個別行からどの程度のスピードで預金が流出したのかというデータが再掲されています。これを読むと、本当にあの時は大変だったなあと、しみじみと思い出されます。
世界の主要中央銀行が共同でCBDCのマニュアル概要を作成したとのこと。共通のフレームワークで各国がCBDC開発を進めていけば、クロスボーダーの利用もスムーズになります。

中国はデジタル人民元の一般開放に向けてピッチを上げています。BISは先日CBDCのクロスボーダー送金のテスト結果を発表しました。これまで数日かかったクロスボーダー送金が数秒に短縮され、コストも半分になります。

中国包囲網は着々と進んでいるようです。
既に配信したレポートでも触れましたが、Executive Summary に示された主な論点や評価の内容は、専門家の皆様を招聘して私が事務局を務めて開催している「通貨と銀行の将来を考える研究会」での議論と概ね整合的だったので、正直言って、ほっとしました。

今後の方向性としてoutreachに一層注力するとの方針も示されていましたので、微力ながら貢献したいと思います。
株式会社中国銀行(ちゅうごくぎんこう、英称:The Chugoku Bank, Ltd.)は、岡山県を営業基盤としている地方銀行。本店は岡山市。岡山県の指定金融機関である。広島県(特に備後地方)と香川県の全域にも多くの店舗を展開する。通称中銀(ちゅうぎん)。 ウィキペディア

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