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東京大学の目指す理念と基本方針を明らかにした「UTokyo Compass」を公表しました。4月に総長に就任してから約半年。学内の教職員、学生をはじめ、多くの構成員との対話を重ねてきました。

基本理念として大事にしたいキーワードは「対話から創造へ」、「多様性と包摂性」、「世界の誰もが来たくなる大学」です。現代の世界が直面している地球規模の複雑な課題への取り組みに際し、大学という学術の場が創成していく「対話」と「信頼」の相互連環こそが、新たな未来をひらくと信じています。

報道では、UTokyo Compassのうち「法定基金(仮称)の創設」、「スタートアップへの支援」など一部の取組みに焦点が当たっていますが、それだけではありません。

私は、学問の裾野を広げていくために必要な方策を、大学という法人全体が自ら設計し、実現していくことこそが、大学ならではの「経営」である、と考えています。たんに財務・人事・制度等の改革にとどまるものではなく、大学の自律的で創造的な活動を支える基盤となるものです。今回、「知をきわめる」「人をはぐくむ」「場をつくる」という多元的な3つの視点から、具体的な目標、行動の計画を明らかにしていますが、それらに好循環を生みだすことを通じて、世界の公共性に奉仕する総合大学としての役割を果たしていきたいと考えています。

どうぞ、UTokyo Compassをご覧ください。
(URL)https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/utokyo-compass.html
藤井総長も書いていますが、今回の発表は基金単体の話というよりもUTokyo Compassという、より広域の戦略的な活動全体を見ることが重要で、ポイントは組織や体制含めた大きな大学というものの在り方への問い直しと決意表明ですよね。

産官学という明確な役割の違いもしっかりと前提にしつつ、ただ明確な境界線で白黒塗り分けるのではなく、より離散的かつ流動的な活動を、それぞれの境界を踏み越えて活動できるような体制づくり、まさに今時代に求められていると強く感じます。とはいえ言うのは簡単で、現実に大きなあるべき論に向けて、一つ一つ個別のルールや契約を変えていくのはどうしても個々の経緯に影響されますし、全体の方向性を明確に示しながら蓄積していくのは並大抵の作業ではないのは明らかです。組織として、担当として、長期的なコミットと評価の座組の構築が不可欠です。民間でも大いに頻発している問題ですが、参照できる事例が社会に本当に少ないのでどこも動けないのが現状。Compassがこうした変革の、体制やプロセス、手法の具体的かつオープンなロールモデルになってくれることを期待したいですね。

大きな方針の外向けの共有が、同時に内部向けの方向性や決意の指針になるという意味でも、こうしたビジョンと指針、具体的な施策のパッケージを東大が率先して動いていくことの意味は大きいと思います。たまたま僕も今日から特任(常勤)に移行するというのもあり、もっと積極的に具体的な活動としてコミットしていきたいなとあらためて思います。
野心的な取り組みですね。鍵となるのはどんな座組みにするのか、誰が運用するのかなのだと思います。

スタンフォードにはStartXという大学関係者スタートアップを対象とするインキュベーターがありますが、このインキュベーターの卒業生が資金調達した場合、条件(出資者に占めるVCの割合など)を満たすと、StartXが運用するファンドが一定額をフォロー投資するという仕組みがあるのですが、このファンドの原資となっているのがスタンフォードの大学基金です。
大学発スタートアップに資金提供するのであれば、単にファンドを設立する方法もあれば、既に存在する大学の起業支援プログラムに充当したり、大学連携の民間VCに協調投資する方法もありますし、取り得る選択肢は色々あるのかなと思います。
その意気やよし。
事業は甘くはないから、成功も失敗もあるだろうが、だんだん力をつけていけば良いと思う。専門性が高すぎて普通のVCでは判断しきれないアイデアとか、社会起業性が高いものとかに強みが出るのでしょうかね。
とても良いこと。

本気で挑戦する環境をたくさん作っていくことが、一番に必要。
あとは、必要以上にガチガチな進め方をしないこと。

大企業出身者の悪い癖は、とにかく管理部門を肥大化させて、手続きを増やしてしまう。
私の会社も東大発ベンチャーで、創業時には私を含む研究者数人で出資を行って会社の枠組みを作り、次の段階で日経新聞社と東大エッジキャピタルからの資本調達を行なった経緯があります。エッジキャピタルはプロの投資家ですが、大学自体が直接出資するとなると、事業評価やガバナンスが気になります。基礎研究の研究費のようにばら撒くというやり方もありますが、それでは寄付型クラウドファンディングのようになってしまい、外部資金を取り入れて600億円に増やすというのは無理でしょう。エッジキャピタルでない、第2のゲートキーパーをどのようにして作るのか、藤井総長の手腕に期待したいと思います。
このファンドは誰が運営者(GP)となるんだろう?
また管理報酬や成功報酬などはあるんだろうか?国家公務員の縛りとか出たら、素人しか来ないと思うんだけど。

IRRに縛られるファンドだと、研究室で生まれたテクノロジーをインキュベーションするのは難しい、という問題意識があるのは理解出来ます。
ただ単なるファンドではこの問題は解決できないはずで、朝倉さんがコメントをされているような、ファンドではない選択肢を検討すべきなんじゃないかと思います。

もしやUTECとの関係性が悪くなっており、東大から独立していくことが起こり得るのかなと勘繰ってしまう。
20年前に東大先端研の先生方が設立されたASTECにてファンド運営をしていましたが、Exitまで持って行くのにすごく時間がかかるという課題は当時からありました。

どういう展開になるのか注目していきたいと思います。
やがて大学全体の(例えば、直接スタートアップに関わっていない・関われない研究分野への)研究費に(一部であっても)還元されていく仕組みづくりなのでしょうか?だとしたら素晴らしいです。
結果が出ればとても面白い。一方で、すぐに儲かるものだけに研究が走るのは大学として悪い方向に行く可能性もある。産学は連携してもいいけど、融合するのは違うなぁと思うのは古いですかね。儲からない基礎研究がなくなったらイノベーションって逆に起きなくなる気がするんですよね。
これまでは提携先のベンチャーキャピタル経由での投資だったそうですが、これで大学自らが企業に投資できるようになるそうです。

「国立大は原則、スタートアップに直接出資できない。今年の通常国会で成立した改正国立大学法人法で、22年4月から東大のほか京都大、東北大、大阪大、東京工業大など、世界レベルの研究・教育の展開をめざす指定国立大9校は出資が可能となる。」