焼き立てパンは置いていません! パン屋の”当たり前”をくつがえす「時をとめるベーカリー」は、なぜ生まれたのか?
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注目のコメント
なるほど、ここは冷凍したパンを店頭で売ってるんだ。これもまあ一つのやり方ですね。「小麦の奴隷」は2次発酵前の冷凍生地から作るので1-2時間で完成品を並べられます。9時開店ならまあ7時に作業開始すれば大丈夫。ブラック労働はこれで解決。フードロスは売り切れたら閉店、それと子ども食堂でカバーしてます。今のところ低くおさえられてはいますね
堀江さんの小麦の奴隷も冷凍生地を使うことで長時間労働や品質のバラツキを抑えていたかと思いますが、このお店は他店の完成品を冷凍しているんですね。美味しさを保ちながらブラック労働、廃棄をなくせるのは素晴らしいですね。
以前、閉店間際の某ドーナツ屋を覗くとショーケースいっぱいにドーナツが並んでいて「これ全部捨てられるのかな」と何とも切ない気持ちになったことがありました。パン以外の分野でも冷凍技術を使ってロスを減らす動きがどんどん広がっていってほしいと思います。パン業態含め、中食の食品ロス削減の鍵は「閉店まで陳列する前提」の商習慣を変化させ、消費者側もいかにそれを受け入れるか、にかかっていると思います。
そういった意味でも、こちらの取り組みは「消費者意識の変容」につながるかという観点で注目しています。
閉店間際まで焼きたてのパンが陳列されている状態はお客様第一と言えるかもしれませんが、その皺寄せは必ず事業者側にいきます。
また、商業施設ではテナントに「廃棄率」を設定しているところもあり、つまり「閉店までこのくらいは陳列していてほしい」という取り決めがある状態です。
消費者側が事業者や食品ロスへの影響を考え、いかにこれまでの商習慣に寛容になれるか。また、事業者側はこれまでの商習慣を乗り越え、いかに新しい仕組みを作れるかが重要だと思います。