「人生は楽しいことより苦しいことのほうが多い」そんなブッダの悟りは脳科学的にも正しい
コメント
選択しているユーザー
人間は”苦”がデフォルト設定。
一見、「これからも、やっぱり辛いことばかりなんだ」とネガティブに捉えうる言葉だと思います。
しかし、裏を返せば、今この瞬間の苦は自分だけかも知れないけど、それと同等もしくはそれ以上の苦を体験した人なんて無数に存在すると考えられます。
そう考えると、今の苦を少し受け入れられ、人生が生きやすくなるような気がします。
注目のコメント
こういうのを読むたびに,中島らもの言葉を思い出しています.現実で解決しなければならないことはもちろん,たくさんありますが.
【以下引用】
ただ、こうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから「あいつも生きてりゃよかったのに」と思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでも「まんざらでもない」瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。あんまりあわてるから損をするんだ、わかったか、とそう思うのだ。
( 中島らも『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』集英社、1994年)
【以上引用】楽しいも苦しいも相対的なもの。
良いことはすぐに忘れて、嫌なことはあとまで残る。これ、納得です。
苦がデフォルトだからこそ、相対的に楽しいことによる感動や感激が大きくなる。
そう考えれば、苦も悪くない。ただ自分の人生を面白がる。豊かで納得できる人生にするコツの1つですよ。確かに苦しかったことは記憶に刻まれ、幸せだったことはすぐ忘れてしまうといったことはわかります。コメント欄も納得が書かれているので、大抵のケースはそうなのかもしれませんね。ただ、過去笑えたことおかしかったことも、私の中では記憶によく残ります。
子供達を見ていると、その日の辛かったことを、楽しかったことが上書きしていて、記憶が全て楽しい状態で一日を終えているように思います。
ある程度の鈍感力とともに、人からのポジティブなフィードバックや感謝の言葉、褒める文化の醸成によって、辛かった記憶もだいぶ上書きされたりしますから、デフォルトが苦の方だとしても、自分で自分をポジティブに持っていきたいですね。