[ワシントン 29日 ロイター] - バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は29日、5─11歳への米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチン接種の承認を巡る米当局の決定が11月にずれ込む可能性があるとの認識を示した。

ファイザーとビオンテックは28日、共同開発した新型コロナワクチンの5─11歳を対象とした臨床試験の初期データを米食品医薬品局(FDA)に提出。数週間以内に緊急使用許可を正式申請する見通しで、早ければ10月終盤にも5─11歳への接種が始まる可能性があると見られていた。

ファウチ氏は、FDAが迅速に作業を進めているとした上で、「決定が11月となれば、それは必要と判断されたからだ」と述べた。