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アメリカで働いた経験と欧米の外資系での経験で言えるのは、欧米では日本でいう「同調圧力」はほぼ皆無です。出る杭は打たれるのではなく、逆に賞賛してくれます。日本は「協調性」が高いからこそ平和な国である一方、個々の「個性や多様性」を表現しにくい組織環境が多いのは確かです。

ただし、社会全体や企業体制がが変わるのを待つか、自ら同調圧力フリーな職場を選んでいくかは、一人ひとり次第の選択肢です。例えば、長年「同調圧力」の環境の企業が、組織体制が変わりどれだけ会社の期待値と見える化で、個人の発言の自由を重んじたとしても、長年ついた「同調という習慣を手放せるか」は、本人次第。まずは、自分の行動を変えないと何も始まらない。

同調圧力がない組織は、楽しいの連続です。大変な仕事でも「自分ごと」として捉えて、やりがいがあるからこそ楽しいと感じる。転職が当たり前の時代になってきたからこそ、自分らしくいられる組織環境を選択して自ら切り開くことが大切ですね。
山本七平が『空気の研究』で指摘した日本組織の精神構造、40年以上経った現在も何ら変わらないということでしょうね。自己と他者を同一であると捉えることを絶対視し、それを阻む異分子を排除しようとすることが「空気」の基礎になっていると山本は指摘しています。

この点、一般人にとって初めて所属する組織は学校だと思いますが、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトが「クラスメートと仲良くなれないのは当たり前」と述べているように、同じ組織でも「他人は他人」と割りきることが当たり前になれば、もっと楽になれるんでしょうね。
「みんな仲良く」というフレーズは、要は「同調しなさい」という呪いなんだと思います。

(以下引用)
「クラスメート」と「友達」は違うんだよ、うん。たまたまさ、同じ年に生まれて、近くに住んでただけじゃん。それはさ、例えば、渋谷から山手線に乗って、「はい、今この瞬間この電車に乗ってる人はみんな友達」って言われるのとおんなじだよ。そんなの、「仲良くできるかどうかは自信ねえな」って思うでしょう。当たり前じゃないですか。クラスメートと仲良くなんかできるわけないんですよ、うん。それ普通。友達なんかできるわけない。でも、学校っていうのは何をしにいくとこかっていうと、仲良くもないし友達でもない奴と、「うまくやること」を勉強しにいくんです。
https://news.kodansha.co.jp/20160628_c01
今ぜひ読みたい本。 自分たちが普通だと思っていることの多くが 同調圧力の中で期待される行動を積み重ねてきた結果であることの気づく。
企業内の組織的な不正が 長期にわたり隠蔽された例など 同調圧力の強い組織の影響は多い。
ソフトバンクの社長室から、経営が悪化していた札幌の新陽高校の校長になってみて感じた事がまさにここに書いてある。

ムラ社会なのだ。

そこからハンズオンで経営も教育も2年で立て直し、佐賀の東明館中高の理事長としてハンズオフで再建してこちらも2年で目処が立ってきた。

本気で挑戦することを背中で見せて、
ひらくこと、みとめること、待つこと。
日本のムラ社会問題について論理的に書かれています。共同体主義を定義し、その要因が「閉鎖性」「同質性」「個人の未分化」とまとめられています。特に「同質性」はD&Iによって解消されますし、ダイバーシティが進むことで「個人の未分化」のデメリットが大きくなることで解消に向けた圧はかかります。

ただ、日本は仕組みの作り方が独特で、このムラ社会的な共同体主義を前提としたものになりがちです。ガバナンスがいくら制度を模倣しようとしても、この観点が問題になり、昨今ニュースになっているような、不正問題が発生する温床にもなっています。この縦割り、無関心、無干渉、というサイロ化された組織形態、色々な要因がありますが、根深いからこそ、このムラ社会的な特徴を自覚して、制度設計を詳細に考え、そもそも根底にあるカルチャー(文化)から変質させていかないといけないと思います。

加えて、以下の記載も気になりました。確かにその通りでもあるのですが、SNSは同調圧力だけではなく違うカルチャーも促進するものでもあるので、一度重心やモメンタムが良い方向に変わってくると、日本も大きく変わっていくと思います。世代交代は大きなチャンスです。

「これまで日本社会を規定し続けてきた同調圧力は、いまITの進化とSNSの普及によって、新たなかたちで広がろうとしている。」


本記事に関連していくつか参考になるnoteを紹介しておきます。

1)別の角度から似たようは話を「会議におけるエレファントインザルーム」について書いたもの
https://note.com/201707/n/nb5a3584abab1?magazine_key=m8b72b5a4a5d4

2)ガバナンス要点として、ガバナンスはカルチャーでもあることを書いたもの
https://note.com/201707/n/n7333f728a76a?magazine_key=m8b72b5a4a5d4
世の中には明文化されていない暗黙のルールや価値観があり、それを守ることがポジティブに捉えられるもの(例えば、電車の中で騒がないとか)、ネガティブに捉えられるもの(周りの人が帰らないと、帰れない)があると思います。私はロンドンで働いていたことがありますが、有給休暇は100%消化して翌年に繰り越さないこと、残業はせず効率的に仕事をすること(優先度の低い仕事はやらない)という暗黙のルールがあると、イギリス人の上司から言われました。これはポジティブなルールですが、従わないと変な人という風に見られます。これもまた同調圧力なのだと思います。
「タテ社会の人間関係」(中根千枝著)は、ものすごく昔の本ですが、同書に書かれていた「共同体」はいまだに日本社会の多くのところに存在しています。

形式的には「上司」でも、先に入った「先輩」には敬意を払わなければならなかったり…。
インフォーマルな構造に支配されているのです。

本記事の対策として最も有効なのが、人材の流動化でしょう。

「共同体」は特定の人間が永続的に属することで成り立っている面が多分にあるので、人材の入れ替わりが頻繁に行われれば自ずと縮小・崩壊していきます。
同調圧力という言葉はマイナスな印象が強いが、共感と書けばプラスな印象があるかもしれない。
人間は感情で動く生き物。最近、共感は物事を推し進めるために重要だと感じつつ、一方で無意識的な排他性につながり、多様性を排除するリスクについても目を向けないとと感じている。
言葉を変えれば、共感の裏側には同調圧力があるとも考えられ、表裏一体。

本記事は特に日本の国民性に注目して書かれている。でも、共感・同調圧力の強まりは、SNSを通じて、世界的な課題だと思う。フィルターバブルの一つでもある。
最近はインスタのリスクについてFB社内での調査についても話題になった(下記)。
https://newspicks.com/news/6195757

そこでもコメントしたが、こういう観点に興味がある方は、下記の「共感という病」はオススメ。
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社会がまだ多様性を受け入れるだけ成長していないのが原因ではないでしょうか。私を含め、極めて画一的に育てられてきた過去があります。教育を少し変えるだけで、同調圧力が弱まるかもしれません。
「空気を読まないと損をする」と思っている人が沢山いるだけで、「空気を読まないで損をした」と思う人は、そんなにいないと思う。
 ただ空気を読んでる方が楽な人はそのままで良いし、それが嫌なら、読まなければ良いだけです。
何でもかんでも同調圧力は良くないとか、もう空気を読むなみたいな事が、もはや同調圧力ですよね。
この連載について
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