半導体需要は依然旺盛、中国電力不足で供給が不安定=ルネサス社長
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このオンライン会見「ルネサスアップデート」に参加しました。ルネサスの現状を伝えることが目的です。半導体不足はいつまで続くのか依然として見えません。アナリストは来年中ばまで、といっていますが、当の半導体メーカーには来年いっぱい続くように見えています。ルネサスの社長の「勘」が当たるかどうかわかりませんが、どの半導体メーカーもいっぱいいっぱいで操業しています。
中国には半導体の後工程、すなわち組み立て工程の工場を持っていますが、中国の電力は供給が不安定で心配はありますが、ルネサスの後工程は中国だけではありません。また、後工程は前工程と違って、停電になって装置が止まるとウェーハは廃棄しなければなりませんが、後工程では廃棄しなくても続けられますので、比較的気が楽です。
ルネサスは、従来産業向けと車載向けという2本事業でしたが、産業向けを広げ、産業・IoT・インフラと組織を広げています。インフラ事業で5G基地局向けのO-RAN(Open-Radio Access Network)製品やパワーマネジメントIC、タイミングICをチップセットとして売り込もうとしています。IoTは他の半導体メーカーと同様毎年2桁成長で着実に拡大しています。産業用は着実な進展なので急成長はしませんが、必ず需要があります。
ルネサスが変わったと感じたのは昨年はじめにO-RAN仕様ができたことに伴い初夏にはO-RANに進出すると決めたスピード感です。5G基地局ビジネスはこれまで手付かずの全く新分野ですが、旧IDTのタイミングICを活かせるデータセンターと共に新市場になります。日本人はもはや少数民族になりつつあると内部で言われるくらいグローバル化が進んでいることに驚きました。来年の上期。
それもわからないですね。
わからない時代に生きていることを
改めて感じますね。
みんな見てますか?
わからないから作る。
待ってたら大変です。
予測できない事が起き続けるから。
だから我々はもっと現場を意識せねば。
全ては現場で起きる。
凡事徹底です。それを爆速でやろう。