高級フレンチ「ひらまつ」、なぜパチンコ大手マルハンへの身売りに至ったのか
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Nobuの高級ホテルは確かロバート・デニーロと組んでの進出。こういう時期なので大変でしょうが、傾いたという話は聞いていません。横浜のIRはなくなったのかもしれませんが、何年も前の海外メディアは「日本のカジノは海外に頼らなくても成功するだろう。なぜなら、あれだけパチンコ店があるからだ」と報道していました。スポーツベッティングも含め、ギャンブルに対してもう少し正面から向き合わないといけない時期ではないかと思いました。
買手候補に困った時はP店大手
P店業界のかたは2つの戦略を持っています。
1つは、残存者利益。現在、全国で8000~9000ほど遊技場があります。人によって見方が違いますが、10年以内に5000~6000程度に減少するとみています。
一方で、遊技人口は減少しますが0にはなりませんし、どれだけ負けてても遊び続けてくれる根強いファン(?)は一定数います。
ここで体力のない法人からお客さんを奪うことで、還元率を下げつつ利益を取りに行こうとされています。
なお、最大手のダイナムさんでも、店舗数のシェアは5%ちょっと。まだまだ再編の余地はあります。
2つ目は多角化経営。実は、大手さんのなかには遊技場以外に、内装工事業や広告業などの本業と関連する事業の他、ゴルフ場・ホテル・温浴施設・飲食業等、あまり本業との関連性がない事業を行っている邦人さんが多くあります。
また、自らの知見が流用できる新規事業も絶えず模索されており、ヒラマツさんはその流れかと思われます。ひらまつ、こんなことになっていたとは。
パチンコチェーンがゴルフ場運営に加え、レストランとホテルを手に入れたとなると、IR化を見据えて総合エンタメ企業になろうとしているということなのだろうか。客層も違うだろうし、マルハンブランドを表に出して良いところ何もなさそうなので、どんなシナジーを考えているのか非常に興味ある。