米ダラス連銀総裁も退任を発表、投資活動の影響排除 10月8日付
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米国連邦準備制度の中で、ワシントンDCの理事会(FRB)と、12の地区連銀との関係は、他の中央銀行の本支店の関係とはかなり違います。地区連銀はそれぞれ独立した組織と捉えられています(そもそも、彼らは自分では「地区」などとは言いません。あくまでFederal Reserve Bank of ●●)。
このため、FRBの給与や内部規律はほぼ公務員準拠であるのに対し、地区連銀はもともと各地域の民間準拠でした。かつて、地区連銀総裁の給与がFRB議長の給与よりかなり高いことが話題になったほどです。(その後、ある程度調整が行われましたが)。今回の一件は、そうした歴史的事情も背景にあるだろうと思います。
とはいえ、今回の事件は同時に、市場に関わる当事者の規律に関する社会の監視の目線が、一段と厳しくなっていることを象徴しているように感じます。