NTT 光技術で2040年度までに温室効果ガス排出量 実質ゼロ目標
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電力消費量は850倍になるのに、IWONによる電力消費量は1/100にしかならないのでは意味が無いのでは?
そうなんですね、NTTだけじゃ壮大な目標達成は困難でしょう。スイッチや宅内ルータだけでなく、個人のパソコンやスマホまで光化しなければだめなんですね。まさに国民をあげてRE100や脱炭素を目指していけるかが実現の鍵。
しかし、日本は現場も気持ちを一つにして社会目標の実現をめざすコンセンサス国家ですから、新たなパラダイムシフトに向けて、NTTだけでなく意思ある個人や企業が「こうしていこう。私はこうしていく!」と発信して行動を起こすことは迅速な変化のためには意義あることではないでしょうか。実現しよう日本、頑張ってNTT。データセンターの電力需要が850倍というのは、現実には起きないでしょう。今のままでデータ処理量が増えればという単純な試算に過ぎないでしょう。
サーバーの液浸などの冷却もありますし、チップも省電力化は進むでしょう。そうは言っても、データセンターが電力を爆食するのは変わらないでしょう。
ハイパースケールと言われるクラウド用の巨大なデータセンターは、原発の1/10分もの電力を消費するとも言われてますから。
IOWN構想が発表されるずっと前から、NTTは研究が進められていて、それに澤田社長が目を止めたものです。
電気と光の融合という説明がされていますが、半導体チップの中の処理を光で行うことを目指しています。
電気は熱が制約となり、微細化すればするほど冷却しなければならないわけです。しかも熱の発生を避けられないため半導体チップの性能も100%発揮できるわけではありません。
チップの電力消費も勿論大きくなり、冷却のための電力も大きくなります。
IOWNは電気から光にすることで熱の制約を無くそうというところに狙いがあるのだと思います。
課題はまだまだ多くありますが、日本が大きな構想を打ち立て、世界で仲間づくりしていく動きになっています。
2030年にはIOWNが世界の半導体を変えることを期待しています。日の丸半導体の復活は、TSMCを誘致することではなく、大きな長期的構想のもとにオープンな団結をすることによってしか不可能だと思います。エネルギー転換が叫ばれていて、実際に中国ではCO2排出を抑えようとしてるが故に電力不足が問題になっています。
その観点で見ると、IWONが導入されていけば日本にも起こるであろう電力不足を補う1つの対策になりますね。
電力消費量が将来850倍になる所を、IWONを導入しても8.5倍に抑えられると考えればとても意義のある事業なのではないでしょうか。
ただ、柴田さんもお話しされているように実際に導入を決めるのは、個人や企業です。
導入しやすいような環境づくりこそ今行うべきことですね。